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ワクチン接種などの日常的な診療の中で
「先生ついでにこのイボが気になるから診てくれない?」
全身真っ赤になった愛犬を連れて
「かかりつけの病院で治療を受けてるのですがなかなか治らないので」
など、当院には様々な皮膚疾患の患者様が来院されています。
昨今、愛犬や愛猫の皮膚疾患はかなり増えているように感じます。
特に人と同様にアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は、室内飼育などの生活環境の変化に伴い増加傾向にあります。
またご家族の方も治療に熱心な方が多く、できるだけ高度な医療を受けさせたいとの要望も増えてきております。
皮膚疾患には様々な原因があり、丁寧に原因を追求していくことで痒みや脱毛などのつらい症状を緩和したり離脱することができます。
当院ではアレルギー検査や菌の培養検査、血液検査などから丁寧に原因を追究して、
患者様やご家族の方の生活スタイルに合致した最適な治療プランを提示させていただいております。
小さなイボも全身に広がる皮膚炎も、ご家族の方にとって愛犬愛猫の大きなトラブルと考え、真摯に向き合って治療させていただきます。
無菌性脂肪織炎という病気をご存知でしょうか?
この病気は手術の時に血管や皮膚を縫い合わせる際に用いる糸に対して、過剰な反応を起こして体の中や皮膚の下でしこりを作る病気です。縫合糸反応性肉芽腫などと呼ばれる事もあります。
いったん、この病気を発症すると抗生物質などを用いても改善せず、最終的にはしこりが大きくなって破裂してしまう病気です。
もちろん破裂する前に、糸を取り出す手術によって改善がみとめられることや、ステロイドや免疫抑制剤でコントロールをする事も出来ますが、薬を飲み続けなければならない事がほとんどです。
最近、無菌性脂肪織炎を発症するワンちゃんが増えてきています。一般的にはミニチュアダックスやトイプードルなどで発症しやすいといわれていますが、実際は犬種に関係なく発症することが多いです。
無菌性脂肪織炎の唯一の予防法は、手術の際におなかの中に糸を残さない事です。
当院では、今まで糸で縛らなければならなかった血管を、糸を使わなくても閉じる事ができる「エンシールシステム」という特殊な機械を導入しております。
この機械により、無菌性脂肪織炎になる危険性が非常に軽減され、手術のための麻酔時間も短縮され、より安全な手術が行えるようになっています。
ウサギさんの歯は人間の歯と異なり、一生延び続けます。
正常な咬み合わせができていれば、上下の歯が擦れあって、適切な歯の長さに調節されるはずです。
しかしながら、正常な咬み合わせができていないと、上下の歯が擦れあわないため、牙のように延びてしまったり、伸びすぎた歯が歯肉に刺さってしまいます。
その状態を不整咬合と呼びます。
不整咬合で歯肉が傷つくと痛みで食欲がなくなって、命に関わる事も少なくありません。
そのため不整咬合のうさぎさんは歯が伸びてきたら、小まめに切ってあげなければなりません。
当院では麻酔下での歯切り処置も行っておりますが、可能なかぎり体に負担のかからない無麻酔での処置をお薦めしています。
うさぎさんはストレスに非常に弱い動物です。
当院では、できるだけストレスのかからない処置を心掛けています。